木のおはなし


木の香り
木の香りは、人の心に安らぎを与え、疲れを癒すと言われています。それは木に含まれるフィトンチッドという成分のおかげ。フィトンチッドには、血圧を下げ、リラックスさせる効果があるのです。木のチップや葉を入れた枕は心地よい眠りに効果的で、特にヒノキ材の香りは、リラックスした時に発生するアルファー波を増やすこともよく知られています。



フィトンチッド
樹木から放散され、周囲の微生物などを取り除くはたらきをもつ物質フィトンチッド(fitontsid)とはロシア語。他の植物への成長阻害作用、昆虫や動物に葉や幹を食べられないための摂食阻害作用、昆虫や微生物を忌避、誘因したり、病害虫に感染しないように殺虫、殺菌を行ったりと、実に多彩な樹木の特性を言います。この特性は抗菌、防虫、消臭など、私たちの生活にも健康的で豊かなものを与えてくれます。


目にもやさしい木
目を痛めるひとつの原因が紫外線。木にはそんな紫外線も吸収する特性があります。木の表面には細かい凹凸があり、光を散乱させて紫外線の反射を抑えてくれ、目の疲れを軽減してくれるのです。天然の木目や年輪の模様は、ひとつとして同じものがありません。ずっと見ていても飽きない独特の美しさや味わいも目にやさしいといわれる理由のひとつです。

広葉樹と針葉樹
松や杉などの針葉樹は文字どおり、葉が針のような木。広葉樹はブナやトチ、クリなどの広い葉を持つ木のことです。世界中にはさまざまな種類の木がありますが、針葉樹のほとんどは真っ直ぐに空に向かって伸びる特性を持っており、材質的には比較的柔らかく加工しやすいのが特徴で、建築材として多く使われています。また広葉樹は材質的に比較的硬く家具や工芸品に向いています。


呼吸する木
地球にあるたくさんの森は、二酸化炭素を吸って酸素をつくっています。さしずめ地球の空気清浄機。そう、木は呼吸をしているのです。住まいになった木も同じ。部屋の中のジメジメした空気を吸い込んで、気持ちの良い湿度にし、反対に室内が乾きすぎると、湿気を出してくれるのです。森の木の特性をそのまま受け継ぎ、私たちの住まいも快適に・・・。木の家が良いと言われる理由です。